かんたログ

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【就活生にオススメしたい書籍 :ビジネス書編Vol.8】

こんにちは、カンカン(@kankan)です!

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この記事では、私が就活期間に読んだ200冊以上の本の中で、

就活生にぜひ読んでいただきたい本を紹介させていただきます。

紹介したい本が沢山ありますが、厳選して1記事に1冊ずつ紹介させていただきます。

今回紹介する本は、「ビジネス書編Vol.8」ということで、特にお勧めなビジネス書を紹介させていただきます。

成功のコンセプト

今回紹介する本は、「成功のコンセプト」です。

発売日: 2009/12/1 出版社: 幻冬舎 著者: 三木谷 浩史

今や東証一部上場企業となった巨大IT企業の楽天株式会社創業者であり、代表取締役社長である三木谷社長が

インターネットのショッピングモールを事業展開する上で重要にしてきたコンセプトを語る本です。

日本興業銀行時代に培った投資先を事業拡大させ、顧客満足度を上げるためのノウハウを下地に、

ネット黎明期にデータベースも分からないまま挑戦し続ける意欲が描かれています。

孫正義さんも藤田晋さんもそうですが、巨大な流れをゼロからのスタートアップで作り上げた人は、

ビジネスに対する思考・情熱と仕事量が突き抜けています。

「凄まじい目標を掲げその中で着実なものを積み上げていくためにはどうするべきか?」

「その中でいかにスピード感を持ってやる」「積極的な挑戦を多くそしてはやくやる」

「前例がなく失敗しそうだからやらない消極的失敗ではなく、積極的失敗をはやく積み上げていく」

そんな沢山の気づきを与えてくれる書籍です。

就活生の皆さんには一度本書を読んでいただき、

「 自分が志望する就職先で何を成し遂げたいのか、そしてどんな志で仕事をするか?」

それを今一度考えていただきたいです。 

 「ビジネスで成功する鍵は、仕事を最大の遊びにできるかどうかだ」

「面白い仕事はない。仕事を面白くする人間がいるだけだ」 「本書より」

 

なぜオススメなのか

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就活生の皆さんに私がこの本を勧める理由は大きく分けて3つあります。

これは私自身が、多くの就活生と話をした経験談、並びに私自身が就職活動をしている際に、

出会った数多くの就活生が抱えていた・感じていたことです。 

順を追って見ていきましょう。

①「目的」が不明確なまま就職先を選択

結論から言うと、会社に就職することが目的になっている人が多いです。

そして、「自分の目的」と「会社の目的」が違うのに就職先を選択してしまっている

人も非常に多いです。このことに関して今一度考えていただきたいです。

(以下の記事もぜひ参考にしてみてください。)

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②安易に「起業」を考えている人が多い

皆さんの周りで「就職なんかせずに、自分で起業をしたいんだ!」と言う方いませんか?

それは素晴らしいことですし、本来自分がやりたいことを突き詰めた結果、その考えに至るのは理想像です。

ですが起業家で成功している人たちは、とてつもない努力と仕事量をこなしております。

前回の記事でも紹介いたしましたが、そのことを肝に念じて将来設計を考えるべきだと思います。

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就活生に知ってもらいたい5つの事

私は、この本を通じて就活生に知ってもらいたい事が大きく分けて5つあります。

これらは、楽天株式会社の企業理念である「成功のコンセプト」の5項目ですが、

とても大事な考え方なので紹介したいと思います。

順を追って説明したいと思います。

①常に改善、常に前進

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第一のコンセプトは『常に改善、常に前進』です。

過去十年間のインターネット環境の激変を鑑みて、三木谷社長は

「未来へのビジョンを立てるのが難しいのは、未来が不確定だからだ。未来を予測することができても、未来を見ることはできない」と仰っております。

三木谷社長はその上で、不確定な未来に対する戦略は大きな2つのタイプに分けられるとしています。

具体的に見てみましょう。

(1)Google

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まずはグーグル的戦略です。

とにかく種をばらまいて、目を出したものだけ育てる戦略です。

「ダーヴィニアン・アプローチ」と呼ばれていますね。

グーグルが提供しているサービスを見ていると、いろいろなサービスを開始し、

あまり上手くいかないと見るやいなや、一気にそのサービスをやめてしまう。

これを次々と繰り返していき、世の中に受け入れられたサービスが残っていくスタイルです。

つまりは、「インターネット世界の自然淘汰に身を任せている戦略」です。

(2)Microsoft

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それに対するのがマイクロソフト的戦略です。

バージョンアップと細かく重ねながら少しづつ先駆者に追いつき、最終的に大きな成功を手に入れるやり方です。

三木谷社長からすると、楽天は後者に近いMicrosoftの戦略に近いそうです。

「Window OSのように、まずはリリースした上で細かく改善を重ねながら、少しでも先駆者に追いつき、最終的に大きな成功を手に入れる。」

そのため、三木谷社長は「常に改善すること」を第一に事業方針と戦略を立てています。

たとえ毎日1%の改善でも、1年続ければ37倍になります。

(この点の話は前回の記事で紹介しました。)

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毎日1パーセントの積み重ねが、一年で大きな飛躍につながる、

「今日の敵は昨日の自分」の精神で日々努力する大切さを教えてくれます。

②Professionalismの徹底

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三木谷社長は本書で次のように仰っております。

「ビジネスで成功するかどうかの鍵は、結局のところ、仕事を人生最大の遊びにできるかどうかだ。」

皆さんが思っている「プロフェッショナル」という言葉の定義は何でしょうか?

一般的には「素人のかなわない特殊な技術を持つ人」「ある道を斗出して極めた人」

という意味を指すことが多いです。三木谷社長は別の定義をしております。

そして楽天という会社は、そんなプロフェッショナルの集団を目指すと仰っております。

「面白い仕事があるわけではない。 仕事を面白くする人間がいるだけなのだ。」

そんな風に思える仕事をしたいと思いませんか?

「会社」と言う組織に所属することが目的になっている人が非常に多いです。

就活生の皆さんに今一度考えていただきたいです。

以下の記事も一度読んでいただけると幸いです。

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③仮説→実行→検証→仕組化

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ビジネスは、大学での試験と違って、問題に対する正解は用意されていませんよね?

だからこそ仮説を立てて実行し、結果を検証して、仕組化して、

全体に適用するPDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルが必要不可欠です。

実は仮説の中にも良い仮説と、悪い仮説があると三木谷さんは語っております。

「良い仮説を立てるためには「そもそも論」を考えるべき」と仰っております。

本書の中で三木谷社長は次のような事例を挙げていました。

長嶋茂雄さんは、空振り三振した時にヘルメットが派手に飛ぶ様に練習していたそうです。

「長嶋さんはそもそも何のために野球をやるのかを考えプロである以上、究極は観客を

喜ばすためだから、そんなヘルメットを飛ばす練習をしたのだろう。

仕事も同じように、そもそもこの仕事は、何のためにあるのかを考えるべきなのだ」と仰っております。

このそもそも論から、

楽天ではカスタマーサービスは自社でやらず、すべてお店に直接繋げるようにしました。

それ以前は、カスタマーサービスを自社で行なっていました。

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例えば、楽天市場にとある農家が果物を出品したとします。

そして、楽天市場を利用するユーザーが

「どこの産地でどれくらい時間をかけてどのように作ったのか?」と尋ねたとします。

これに対して楽天が自社で対応するよりか、出店農家が自身で対応できた方がいいのは明白ですよね?

三木谷社長は、インターネットに疎い人でも、容易に利用できるプラットフォームの提供に徹しました。

出店店舗とユーザーが直接コミュニケーションできる様にしたのは、三木谷社長の仮説があったからです。

あまり指摘されていませんが、

「出店店舗とのダイレクトコミュニケーションが一番の革新的なポイントで急激な成長の理由の一つだ」

と三木谷社長は仰っております。

このように、日常においても常に仮説して行動することはとても大切だと思います。

「自分の志についての仮説」を立ててみたことはありますか?

「将来、何がしたいのか。」と聞かれて即答できる人あまりいないと思います。

なんとなくやりたいことはあってもそれを職業にするべきなのかはわからないですよね。

例えば「自分が本当にやりたいこととは何か?」「自分が求める職場の環境とは何か?」

「自分が会社での経験を積んで得たいキャリアとは何か?」という問いに関して仮説を立てていきましょう。

この仮説を立てる際には、自分の過去を振り変えることが最も効果的です。

自分はどういったことに喜びや、悔しさを感じてきたのか、ということを考えてみましょう。

だからこそ自己分析が大切と言うことを以前の記事でも申し上げてきました。 

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ビジネスだけでなく、就活においても仮説して物事を考える癖を今のうちに付けておきましょう。

④顧客満足の最大化

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三木谷社長は、本書でこのように述べております。

「個人をエンパワーメントすることが、僕の仕事のモチベーションだ。」

「僕がショッピングモールというビジネスでいちばんやりたいのは、インターネットを

通じたエンパワーメントだ。格好良く言えば、インターネットが潜在的に持っている革

命的な力を、個人商店や中小の企業に開放し、個人商店や中小の企業を元気づけること

が僕たちの使命だと思っている。」

「良い商品・技術を持ちながらも地方の片隅・地域に埋もれてしまった店舗、

人口減少とともに疲弊していた小さな企業を、インターネットを通して世界中の人々と

つながる事で、活性化させる」というのです。

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皆さん、「楽天」と言う会社の名前の由来をご存知ですか?

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名前の由来は「楽市楽座」です。「楽市楽座」とは、織田信長が行った経済政策です。

これは「独占権をもった業者を排除し商売を自由にできるようにした制度」を指します。

楽市楽座の「楽」とは規制を取っ払った自由という意味です。

創業者の三木谷社長は、「ネットを使って自由に商品のやり取りができるスペースを作りたい」

という思いから「楽市楽座」の「楽」を取ったそうです。

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創業当時の楽天とともに飛躍的な発展を遂げた企業もたくさんあると思ってます。

現在ではメルカリを始め、それまでは消費者でしかなかった国民一人ひとりが

販売側に立てるという新たなCtoCのビジネスモデルを確立しました。

民泊やカーシェアリングといった俗にいうシェアリング・エコノミーもこれに属するでしょう。

インターネットのなかった時代に、インターネットとともにやってきた楽天市場というサービスは、

それらと同じような、或いはもっと大きな変革を世の中にもたらしたのかもしれません。

⑤スピード!スピード!スピード!

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「ビジネスにおける最大のファクターはスピードだ!」

この言葉は数多くの実業家や偉人が声をそろえて言っております。

三木谷社長は特にこの考えを大事になさっております。

「スピードは、ビジネスの勝敗を分ける最大のファクターであると同時に、

仕事の質も高まる。そして何よりも今という時間を大切に仕事をすることに繋がる。」

と仰っております。

時間軸も含めた4次元の俯瞰で物事を思考し、スピード感を持って取り組むことが大事です。

ビジネスに限らず、全てのことに共通して言えますよね。

ぜひ、三木谷社長・楽天株式会社が大事にしている「成功のコンセプト」の考えを読んでいただきたいです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

ビジネスにおける「スピードの重要性」・「目的意識や目標を持ってビジネスへ取り組むこと」、

「現状維持・留まることは減退を意味し、常に改善を続けて0.1%でも成長を続けることの重要性」

「仕事を常に考え楽しむことがプロ意識であること」

一流のビジネスマンである三木谷社長の仕事への取り組み方、捉え方を知ることができる書籍です。
 
そして就職活動を通じる中で、志望する企業で「何を目的にするのか」
 
今一度考えてみてください。
 
ぜひ就活生の皆さんに読んでいただきたいです。
 

本日はこのへんで。 ではでは!

発売日: 2009/12/1 出版社: 幻冬舎 著者: 三木谷 浩史