かんたログ

やりたい事だけ追い求める理系の大学院生。就活生に向けて有益な情報を日々発信しています。 Written by Kanta Osada

【就活生にオススメしたい書籍 :ビジネス書編Vol.11】

こんにちは、カンカン(@kankan)です!

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この記事では、私が就活期間に読んだ200冊以上の本の中で、

就活生にぜひ読んでいただきたい本を紹介させていただきます。

紹介したい本が沢山ありますが、厳選して1記事に1冊ずつ紹介させていただきます。

今回紹介する本は、「ビジネス書編Vol.11」ということで、特にお勧めなビジネス書を紹介させていただきます。

すべての企業はサービス業になる

今回の本は「すべての企業はサービス業になる 今起きている変化に適応しブランドをアップデートする10の視点」です。

この本は、表参道布団店共同創業経営者でありながら、新規事業・サービス開発、ブランド戦略、

空間開発などにおいて、企業のトップや事業責任者とクリエイティブ・ディレクターとしても並走している

室井淳司さんが書かれた本です。

事業やマーケティングの中長期的な戦略を考えるには、これからの未来を予測する必要があります。

一方でAIをはじめとした目先ではなく未来的な話では事業との結びつきを想像するのが容易ではありません。

テクノロジーの進化は人々を取り巻く環境や産業構造を大きく変えつつあり、

未来を把握することが難しい時代になってきています。

本書では、世の中で起きている変化に共通するコンテクスト(文脈)を見つけることで、変化の全体像を捉え、

その流れの方向から、企業戦略・ブランド/マーケティング戦略を考える上での「視点」をまとめています。

社会人の皆さんにも当然オススメですが将来、ブランディング/マーケティング戦略や

企業/事業戦略に携わりたい就活生には必読書です。

これからオートメーション化・シェアリングエコノミー・O2Oの時代の変革を

見極めるためにも是非一度、皆さんに読んでいただきたい一冊です。

実例や図を交えて、とてもわかりやすく紹介されているので、ビジネス書を読み慣れていない方でも

手に取りやすい本となっているので、今回紹介させていただきました。

また、日本社会・世界の日常変化をいち早くキャッチアップすることが大切だと思います。

理解していただきたい4つのこと

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就活生の皆さんに私がこの本を勧める理由は沢山ありますが、

本書を通じて就活生の皆さんに理解していただきたい事は大きく分けて4つあります。

順を追って見ていきましょう。

①メーカーからサービスブランドへ

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トヨタ自動車:モビリティサービス専用EV “e-Palette Concept”

2018年に、米国ネバダ州で毎年開催されるCESConsumer Electronics Show)で、

トヨタ自動車の豊田章男社長は

「クルマ社会を超え、人々のさまざまな移動手段を助ける会社、モビリティ・カンパニーへと変革する」

と宣言しました。

つまり、モノを作って売るという製造業の自動車メーカーから、モビリティ・サービス

を提供する サービス事業へシフトするということを指しています。

メーカーからサービスブランドになることを意思表明しました。

モビリティ・サービスとは、「移動のサービス化」という意味があり

MaaSMobility-as-a-Service)と呼ばれています。

トヨタが考案したサービス利用者が使う移動端末(自動車)は、e-Palette(イーパレット)」と呼ばれる

長方形の箱型の自動運転を搭載した電気自動車です。

下に「e-Palette(イーパレット)」のコンセプト動画がありますので是非ご覧ください。

「e-Palette」はIoT端末で、不特定多数の人が利用します。

1人で利用する際は無人のタクシー、不特定多数の人の行きたい場所が異なる場合は

ライドシェアサービスとして機能し、決められた順路で運行し、

特定の場所での乗降がある場合は、バスや電車のような働きもします。

youtu.be

このサービスの最大の特徴は、すべてがスマホ上で完結するということです。

あらゆる交通手段はアプリが提供するサービスプラットフォームと繋がっており、

複数の移動手段を繋ぎ合わせた最適なプランがアプリ上に提案されます。

今後ますます技術革新が起こり、5GAI・ブロックチェーンの導入そして、

ありとあらゆるものがインターネットに接続されたIoTとなりスマートシティ実現化へ加速しております。

中国を始めとして、海外ではこのような取り組みはすでに実装されています。

トヨタ自動車を始めとしてこれから数多くの企業が「サービスブランド」として

事業展開することが予想されています。

②ミレニアム/Z世代:価値観の変化

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皆さん、「ミレニアム世代」・「Z世代」というワードを聞いた事はありますか?

1981年から1996年の間に生まれた人々を「ミレニアル世代」と定義しています。

ミレニアル世代の特徴は、デジタルネイティブと呼ばれる世代です。

デジタルネイティブとは、生まれて物心がつく頃にはインターネットをはじめとした

IT技術やパソコン、携帯電話(スマートフォン)といったITが普及していた環境に育った世代をいいます。

「ミレニアル世代」とはもともと米国で登場した世代呼称ですが、日本では「ゆとり世代」に近いです。

私自身も1995年生まれなので「ミレニアム世代」に該当しますが、言われてみればIT・ネットが

普及していなかった時代を想像することが中々できません。当たり前のものだと思っていました。

ミレニアム世代の代表と言えば、Facebook創業者兼CEOのマーク・ザッカーバーグですね。

その一方で、「Z世代」とは何でしょうか?

就活生の大半が1998年前後生まれの方が多いので「Z世代」に属すると思います。

「Z世代」の人達は、私たち「ミレニアム世代」より技術革新が進んだ環境で生まれており、

インターネットを使ったオーディエンス増幅と情報取得能力が極めて高く、

ノウハウ精通しているが故に、 タイミングとセグメンテーションに非常に敏感な層と言われています。

つまり根本的に、私たちの親世代と価値観や物事の捉え方が全く異なります。

面白い記事がありましたので、下に紹介させていただきます。

www.adeccogroup.jp

find-model.jp

上の記事にこのようなことが書かれていました。

・この世代は一般に、バブル崩壊後の急激な景気低迷期に育ったことと、生まれた時にはすでにネットが普及していた“デジタルネイティブ”であることが特徴だと捉えられることが多い。大企業が相次いで破綻する様子を見ながら育ち、未来に明るい希望を抱いていない。その一方で、リーマンショック後の過去最悪の就職難を過ぎてから成人しているので、絶望的な体験にも乏しい。何もしなくてもそこそこ生きていけるため、良くも悪くも「未来を良くしよう、変えていこう」というインセンティブが弱いといわれる。

・消費に関する価値観も前世代と大きく異なり、前世代がマイホームやマイカー、洋服やアクセサリーといったファッション、ブランド品等の「モノ」に対して活発に消費が行われていたのに対して、ミレニアル世代はイベントやボランティア活動への参加等、共感や体験といった「コト」への消費に重きを置いています。これは前世代と比較して収入が少ない等の経済的事情も影響していると考えられています。

このように言われるほど、私たちを始めとして世間の価値観は変わっています。

ミレニアム世代・Z世代、その後に来る世代の価値観を一刻も早く捉える必要があります。

③消費行動:シェアリング・エコノミー

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皆さんも一度と言わず何回も「シェアリング・エコノミー」と言う言葉は聞いたことがあると思います。

シェアリングエコノミーとは、ヒト・モノ・場所・乗り物・お金など、個人が所有する

活用可能な資産を、インターネットを介して個人間で貸し借りや交換すること

で成り立つ経済の仕組みのことです。

私たちの身近にもシェアリングサービスが沢山あると思います。

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http://www.soumu.go.jp/main_content/000516194.pdf

有名なところでいえば、ライドシェアリングのUber、民泊のAirbnb、食事のUber Eats

個人間のカーシェアサービスAnycaなどアリとあらゆるサービスがあります。

私たちの物を「所有」する消費者行動から物を「共有」すると言う消費者行動に変化しつつあります。

トヨタ自動車が取り組んでいる「e-Palette」も、「1人が一台自動車を所有する時代」から

「自動車を共有する時代」を見越した取り組みです。

何れにせよ、消費者行動の変化も視野に入れなければなりません。

④ブランドをリデザインする

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本書では、ブランドを「マクロな視点」でリデザインすることの大切さを10の視点で述べられています。 

詳細は本書で是非読んでもらいたいので、割愛しますが、

視点1:目的は「購買から推奨」

視点2:信用は「認知から評価」

視点3:消費行動は「所有から利用」

視点4:関係性は「支配から接続」

視点5:サービスは「マスからパーソナル」

視点6:購買体験は「O2OからO2E

視点7:ビジネスモデルは「発明から編集」

視点8:経営課題は「リブランディングからリビルディング」

視点9:ビジョンは「現実から理想」

視点10:ブランドは「企業から人」

企業戦略をする上で欠かせない視点を実例と移り変わる未来を予測しながら述べております。

まとめ

いかがだったでしょうか?

本書は、実現可能性のある究極の未来と、今急速に起きている環境変化をまとめてあり、

企業・個人の変化への対応は、早すぎても遅すぎても失敗することが示唆されていました。

そのために、マーケティング・ブランディング戦略/企業・事業戦略に関わるすべての人が、

同じ未来感覚と時間感覚を持ち、戦略を適正に判断していくための基準つくりが欠かせないです。

就活生の皆さんにも、日本そして世界で行われている企業情勢をキャッチアップする上で

とても勉強になる書籍でした。読んでタメになる事ばかりです。

是非読んでいただきたいです。

また先ほど紹介した、刻一刻と変化する「消費者行動」そして消費者の「価値観」はもちろん、

日本だけでなく中国を始めとした各国が、現在どのような取り組みを行なっているのか、

そしてこれから私たちに求められる「働き方」「ビジネスの在り方」

を教えてくれる良本があるので下に紹介させていただきます。

本書は私が、O2O/オムニチャネル/OMOの概念を学ぶ上で参考にしたものの中でも特にお勧めします。

ぜひ、こちらも並行して読んでみてください。

発売日: 2019/3/23 出版社: 日経BP 著者: 藤井保文、 尾原和啓

今日はこの辺で。 ではでは!!